健康管理

日常のケア

日常ケアといっても何からやったらいいかわからない飼い主が多いと思います。
そこで、まずは動物とコミュニケーションをとりましょう。そのルーツとして、歯磨き、目薬、爪切り、耳掃除などの日常ケアがあります。

歯磨き

歯磨きをしてもらっている犬

「いつまでも歯をきれいに」をモットーにしましょう。急に歯ブラシを歯にあてると嫌がります。まずは、マズルを触ったり、専用の歯磨きペーストを舐めさせることから始めます。

動物は、嫌なことをされると、次から同じことをしようとすると噛みついたり、威嚇しようとします。そうなると、飼い主は歯磨きできないと勘違いしてしまいます。

歯磨きは、おいしい!楽しい!を目標に頑張りましょう。

耳掃除

耳掃除してもらう犬

毎日やらなきゃと勘違いしがちな耳掃除。耳の皮膚は体の中で1番弱いため、毎日耳を掃除していると、外耳炎になったり、耳のトラブルになります。

耳掃除は2週間に1回ぐらいでOKです。月2回と考えると楽でしょう。

目薬

犬に目薬をする様子

涙や「目やに」が出るのであれば専用の目薬をしましょう。

爪切り

犬の爪切り

おそらく1番ペットが嫌がるのが、爪切りでしょう。
定期的に爪切りしないと、爪折れする原因となります。地面に爪が当たる音がするなら、爪切りしましょう

足裏毛カット

白い背景に猫と犬の2つの足

肉球は滑り止めの役割を果たしています。肉球に毛が被っていると滑ってしまいます。定期的にカットしてあげましょう。

ブラッシング

猫のブラッシング後

季節の変わり目は、毛が抜けます。その時だけブラッシングをしようしても、嫌がってブラッシングできないことが多いでしょう。毎日ブラッシングすることで、血流促進にも効果的です

シャンプー

シャンプーされる犬

人間は毎日お風呂に入りますが、ペットは毎日入りません。皮膚の状態をきれいに保つためにも、2週間に1回ぐらいのペースでシャンプーしてあげてください。

肛門腺絞り

肛門腺絞りの様子

肛門の横にある臭いの元となる分泌物を、定期的に絞り出してあげましょう。

犬の4大予防

狂犬病予防接種

毎年4/1~6/30に狂犬病予防法で接種が義務付けされています。

(初年度の登録の際の狂犬病予防注射時期は、生まれる月によって変わります。)
わんちゃんを飼われた場合は、91日齢以降で、必ず接種が必要となります。
初年度に登録していれば、翌年からは市町村からハガキが届きますので、そのハガキを持参して、当院にお越し下さい。

混合ワクチン予防接種

初年度は3回接種、翌年からは年1回の接種となります。
当院では、6種、8種、10種混合ワクチンをお勧めしています。
散歩に行ってあげることで、わんちゃんもストレス軽減しますが、外に行くと病気もたくさんあります。しっかり予防接種してあげることで、100%ではないですが、病気を防ぐことができます。

フィラリア予防

4月になると蚊が出始めます。その蚊によって媒介されて起こる病気が、フィラリア症です。感染してしまうと、一生治らないか、若くして亡くなってしまうとても怖い病気の1つです。
しかし、5月~12月まで予防してあげることで、100%予防できます
成犬の場合は、採血して検査が必要です。幼犬は、蚊が発生していない時期に生まれている場合は、検査の必要はありません。
フィラリア予防薬は、おいしく食べる薬タイプから年1回の注射で予防できる注射タイプなど様々です。わからないことがあれば、当院スタッフに相談して下さい。

ノミ、ダニ予防

年中予防しましょう。
ノミ、ダニは年中生き続けます。貧血や皮膚炎、その他重篤な病気を引き起こすのがマダニ、ノミです。森林や公園や河原など、あらゆる場所に生息しています。室内で飼ってるから安心と思って飼っているペットにも、もちろんマダニやノミは寄生する可能性があります
こちらもおいしく食べる薬タイプからスポットタイプまでありますので、当院スタッフに相談して下さい。

猫の3大予防

混合ワクチン

初年度は3回接種、翌年からは年1回となります。
当院では、3種、4種混合ワクチンをお勧めしています。
散歩に行くネコちゃんは少ないと思いますが、半ノラ猫で外に出るのであれば4種混合ワクチンをお勧めします。完全室内飼育であれば、3種混合ワクチンです。

フィラリア予防

ネコちゃんにもフィラリアは寄生します。5~12月まで予防しましょう。
スポットタイプのみとなります。

ノミ、ダニ予防

もちろんネコちゃんも年中予防しましょう。
スポットタイプのみとなります。